
先生の学校の生成AIテーマイベントで登壇 _2025.06.06
教育関係者向けオンラインコミュニティ「先生の学校」主催のイベントにて、生成AIを活用した教員の業務効率化について講演する機会をいただきました。
現場の声から始める
まず参加された先生方に、日々の業務で「効率化したい」と感じているタスクをヒアリング。「保護者への連絡文書の作成」「テストの採点基準の文章化」「個別面談の記録作成」など、具体的な困りごとが次々と挙がりました。
それぞれの課題に対して、実際にChatGPTやClaudeを使いながら、その場で解決方法を実演。例えば、保護者向けの文書では、要点を箇条書きで入力するだけで、温かみのある文章に変換する方法を紹介。先生方からは「こんなに簡単なの!?」と驚きの声が上がりました。
思考のパートナーとしてのAI
後半は、指導案やルーブリックの作成など、単純な効率化では済まない「思考が必要なタスク」についても議論。AIを「答えを出すツール」としてではなく、「一緒に考えるパートナー」として活用する方法を提案しました。
「生徒の多様性を考慮した評価基準を作りたい」という先生の要望に対して、AIと対話しながら段階的に基準を精緻化していく過程を実演。参加者全員で「ここはもっとこうした方が良いのでは?」「この観点も追加できそう」といった活発な議論が展開されました。
教育現場の熱量に触れて
印象的だったのは、先生方の学習意欲の高さと前向きな姿勢。「生徒のためにもっと時間を使いたいから、事務作業は効率化したい」「AIを使いこなして、より創造的な授業づくりに専念したい」という声に、教育への情熱を強く感じました。
「技術に振り回されるのではなく、うまく活用して本来やりたいことに集中する」という私たちChinookの理念が、教育現場でも共感を得られたことを嬉しく思います。
先生方の熱量に、私たちもたくさんのエネルギーをいただいた素晴らしい時間でした。教育×AIの可能性を、これからも一緒に探っていきたいと思います。